すべての作品において、記憶か夢か、深〜いところから湧いてくるような世界観が、一瞬で人を捕らえる魅力に溢れています。
テーマから構図まですべてに安定していて細部まで心が入っていてとても素晴らしいです。
装丁に使ったら、思わず持ち帰りたくなりそうで、販売効果もありそうです。
郷愁をより高めるために、絵の中の誰か一人と目が合うようにしておくのも面白いと思いました。
気になるのは作品制作のスピードとコストです。
書き込む分それだけ時間もかかるでしょうし、お金もかかりそうです。

善養寺ススム

擬人化した動物の町の一コマ。
まるで絵が生きているかのような物語の様子がストーリー性を持って語りかけてくる。

芦田麻有美

昭和のノスタルジックな人情溢れる町の様子を、人でなく動物で見事に描き上げているところ、お店も動物にリンクしている点など面白い。
息づかいがある作品。

立澤 あさみ

卯田町日記〜おかあちゃんと喧嘩した夏〜 4 絵も内容もとても優しさを感じた作品。
この1コマに古きよき日本の日常がつまっている。

聖〜Mina〜

懐かしい昭和30年代頃の街角の風景。
人々の替わりに動物達が生活しているアイデアがいい。

蟹江 隆広