審査員評

多くの人々や動物たちが会話しているのだろうか、お互い驚いたような表情で向き合っているのが面白い。
この二人はなのを語り合っているおだろう？　あっちの二人は？　などと会話の内容を想像し楽しませてくれる絵である。

小林正直（二科会デザイン部会員）

日常会話やコミュニケーションを、寓意的に表現したものでしょうか。
画像の大小と色彩の統一を持たせて、街のざわめきが聞こえて来るようです。

田中淑恵（ブックデザイナー）

作品のユニークさはさることながら絵のタッチ、色使い、どれも素晴らしいと思いました。
額絵としても又、絵本の挿絵や大切なギフト、ワインのラベルとしても正に用途は洋々です。
欲を言えば一点だけではなくあと数点、作品を見せて頂きたかったです。

増本大二郎（二科会デザイン部会友）

イラストレーターと一言で言っても、そこにはたくさんの種類のプロジェクトがあります。
こちらの作家さんには、絵本や書籍のイラスト、商品イラストなど、様々な可能性を感じさせます。
いろいろなジャンルに挑戦し、これからもがんばってください。

山本さと子 （版画家）

街の人たちは皆おしゃべりが大好きですね。
常識にとらわれない発想で、楽しい作品です。
できれば連作でもう少し見たかったです。

蟹江隆広（日本イラストレーター協会 会長）

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