日本イラストレーター協会からイラストレーターの方達を支援する為のメールマガジンを発行しています。もちろんイラストレーター以外の方も歓迎です。イラストレーターをお捜しのクライアントの方は、全国数百人のイラストレーターに情報配信が可能です。下にサンプルを掲載しましたので、ぜひ講読して下さい。発行は月2〜3回不定期です。

バックナンバー

2005年12月2日

2005年12月16日

2005年12月23日

2006年1月7日

2006年1月13日

2006年1月27日

2006年2月3日

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       ◆♪【イラストレーターズマガジン】♪◆
     vol.40 2006.2.10  購読者数 523名
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メルマガをご登録いただきまして、ありがとうございます。日本イラストレー
ター協会の蟹江です。このメルマガは全て、私の20数年のイラストレーター
としての経験、そしてコーディネーターとしての経験に基づいて書いています。
どのようにしてイラストレーターになったか、売り込みの仕方、料金交渉のコ
ツ、著作権問題のことなど、あなたのお役に立てれば幸いです。
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http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000149729

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前回はAcademy of Art Univercity に通う由夏さんからメルマガの感想の
メールを頂きましたので、紹介しました。

今回は話をもどして、私がエアーブラシの工房に就職した時のことをお話した
いと思います。

東京デザイナー学院で2年間、グラフィックデザイン全般、印刷、イラスト、
写真などを学びました。

私は以前お話したように、夜働きながら学校に通っていましたから、他の学生
ほど課題に時間が取れなかったのです。

その頃すでにイラストレーターになるという明確な目的を持っていましたから、
少ない時間を最大限イラストにかけました。

イラスト以外の課題はどうしてもおろそかになりがちでした。
そんな訳で、デザインの成績は余り良くありませんでした。

卒業すると一応学校で就職を斡旋してくれます。
ただし成績がいい学生のみです。

私は学校からの紹介は全然期待していなかったので、卒業後に自分で就職先を
探しました。

最初はやはりグラフィックデザイン募集の広告を見て、就職活動をしました。
実務経験がない上にデザインの作品でいいのが余りなかったので、2〜3社ま
わりましたがダメでした。

「自分はイラストレーター志望なので、2〜3年したら、退社してイラストレ
ーターを目指す」などと正直に言っていたのも原因でしょう。

しばらくして就職情報誌で、「エアーブラシ・イラスト」と書いてある広告を
見つけました。

エアーブラシは学生の頃から自分でコンプレッサーを買ったりして、結構得意
だったので、学生の頃の作品を持っていったら、すぐに採用になりました。

この就職先はレベル工房という名前で、大日本印刷の工場の中にありました。
半地下の大部屋に版下関係の個人事務所がいくつか入っていました。

広告にはイラストの文字も書かれていましたが、実際はイラストを描く仕事は
なく、イラストの線画のフィルムに彩色するという仕事でした。
アニメ彩色のような仕事です。

それから単純なグラデーションを作ったり、文字のまわりにボカシを入れたり、
写真修正のような仕事もありました。

今だったらフォトショップなどで簡単にできてしまう作業でも、その頃は全部
エアーブラシを使って手作業でやっていました。

イラストの勉強には余りならなかったけど、写真修正はこまかい作業のトレー
ニングになりました。

写真週刊誌の「Focus」の写真修正の仕事などよくやりました。
例えば3人で映っている写真の内、1人を消してあたかも2人きりでいるよう
に修正したこともあります。

こういう修正は実は難しく、ただエアーブラシをかけて消せばいいという訳で
はありません。

消したい人物の上から背景を描くのです。
写真そっくりに描かなければ意味がないので、これはテクニックを磨くのに役
に立ちました。

それから破れた写真や傷がついた写真の修正などもとても難しいものです。
プリントされた写真は表面がツルツルしていますから、絵具のくいつきが悪い
のです。

ベビーパウダーなどで写真の表面をこすって細かい傷をつけると、絵具のくい
つきがよくなります。

それでも細心の注意を払って作業しないと、マスキングフィルムをはがす時に
絵具もいっしょにはがれてしまいます。

定時が6時でしたから、6時になると残業もしないで、いつも急いで帰宅して
いました。
何故そんなに急いで帰っていたかというと、帰ってから少しでもイラストを描
きたかったからです。
毎日夜中まで描いていました。

1年半ここで働きましたが、目標はあくまで、イラストレーターでしたから、
ある程度お金が貯まったところで、フリーになりました。

その話は次回ということで、お楽しみに・・・

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>>【第2回日本イラストレーター協会展】

★2006年5月山脇ギャラリーにて開催決定!!★

現在参加者募集中!!

▼詳しくはこちらをご覧下さい。
http://jpn-illust.com/kyoukaiten/index.html

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【編集後記】

5日の日曜日に中国のアート関係の出版社の人達と交流会を行いました。
中国から7人、日本イラストレーター協会から15名ほど参加しました。

日本のイラストレーターのおかれている状況、日本イラストレーター協会の役
割など質問攻めに合いました。

その後会員の作品を一人づつ丁寧に見て下さり、その中から何人かを中国のア
ート雑誌で紹介したいと言って頂けました。

日本イラストレーター協会も国内だけでなく、だんだん世界に認めてもらえる
ような団体に成長してきていることを嬉しく思います。

次回の交流会は4月1日あたりに原宿の代々木公園で、花見を予定しています。
あの原宿の名物のような同潤会アパートも取り壊され、新たに生まれ変わって
いるようですね。

あなたはもう見ましたか?
私はまだなんです・・ちょっと楽しみです。

代々木公園の桜もきれいですよ。
あなたも交流会に参加してアーティスト仲間を増やしませんか?

▼入会案内はこちら。
http://jpn-illust.com/join.html

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http://jpn-illust.com/illust.html

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■ 発行責任者 : 蟹江 隆広

▼蟹江隆広のプロフィール
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まぐまぐより月2〜3回不定期で発行 マガジンID:0000149729

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