【イベント内容】
漫画、アニメ、ビデオゲーム、それにまつわるアトラクション、コスプレイヤーコンテス トなどのコミックス フェステイバル。
イタリアでは珍しい、歴史も 100 年にも満たない若い町であるつコッレフェーロ市は、 都市建設では20世紀の国際的に活躍したイタリアのエンジニア リカルド モランディ が都市計画を担当し、コンクリートを使う彼独特のスタイルを駆使した当時は近未来的な 町づくりで起こったローマ郊外の町です。 現在はヨーロッパの宇宙開発事業団と共同で人工衛星や宇宙ステーションへの物資補給ロ ケット VEGA の開発を担う AVIO が本社を置いています。 このような背景から、町のコミック、アニメ、ゲーム好きの若者たちが集まり、未来に希 望と夢をという思いを込め、コミックス開催を計画しました。
イタリア共和国 ラツィオ州 ローマ県 コッレフェーロ市内 主催 コッレフェーロ市
2023年6月24日(土)・25日(日)
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参加作家様 23名(敬称略)
後藤文彦
さかい 蔵人
YU MI KO
Futureman
@S_hanae004
@hayama_03
@ichicono_illust
@miyaviwork
@ekakiusagi2019
アシタモ
@voice696301
@fkrszm
@yasu_limbo_54
@chie_illustration_
@s_gondolf
月音京子
@hid_drawic
Kae Ando
Makiko Toya
@fuwafuwa_legend
@boh_bo_koboh
応募作品数 46点
ローマ郊外の歴史も観光資源もないほぼ無名の町で初めて開催された漫画、アニメの祭典 コミックスのしかも第一回目というイベント開催のわりに 運営スタッフの想像をはるかに超えた大盛況のうちに終了いたしました。昨今、イタリアの各地で連立始めたコミックスとは日本から、今の日本のマンガ家、イラストレーターさんたちの展示会が国際色を添え、大きく一線を引き来場者様たちからは、第一回目開催とは思えない、本格的なイメージを持たれたようで、次回を楽しみにしているという声もあちこちからいただきました。
ご参加いただいた皆様には、心から感謝いたします。JIAの展示会会場の入口手前には、漫画、イラスト部門に絞られたArtista Alley)ストリート アーティスト)たちが机を並べ、実演販売をしているのを見ながら、JIAの展示会会場へ入ってくるという動線が上手く作用し、イタリア人のアーティストとはスタイルやタッチが違う45枚のイラストたちが会場を訪れたお客様たちを魅了していました。
参加いただいたJIA会員様の中に漫画のコマ割りページ画でご参加をいただいた方もおり、「日本語はわからないけど、動きがある、ダイナミックな画面で何と無くわかる!」と足を止めてはじっくり見入る方、80年代に描いたイラストをわざわざデジタル化をしてご参加いただいた方のイラストを見ては、「あっ! これ! 子供の時読んだ漫画です!」と指さされる方。中にはどう見ても2000年以降に生まれたであろうティーンエイジャーさんが、意外にも日本の80年代の漫画に精通していたり。
「いろんなタッチがあって、見応えありますね。」
「わざわざ日本から参加していただいたんですか? 各作家さんに、素晴らしい作品を見せていただいて、ありがとうございますとどうか伝えてくださいね」
など、多くの言葉をいただきました。
また今回の展示会はアートギャラリーなどではなく、共通のテーマである漫画、アニメ、ゲームの祭典、コミックスのイベント会場内とかなり絞られた空間ではあったのですが、その分、誰でも入りやすく、世代も幅広く見ていただけたと思います。 さらに意外にもイタリアにはイラストレーターとしてのグループや組合、協会がないようで、日本イラストレーター協会という団体のシステムも興味を持たれた方もいらっしゃいました。
イタリアは80年代くらいから日本のアニメ、漫画が多く入り、今では二世代に渡って日本のアニメを見て育った人たちも多くなり、昨今ではイタリア各地で漫画の祭典、コミックスも多く開催されています。
コミックス企画運営委員の1人に漫画のシナリオライター、脚本家をしているものがいるのですが、彼女は自分のシナリオ作品に合う画風のイラストレーターを探すために、各地のコミックスへ足を運び、スカウトした人は、ルッカコミックスに参加していたイスタンブール在住のトルコ人イラストレーターさん。 メールやスカイプで英語を使い打ち合わせをし、漫画制作を重ねこの秋には3部めが出版されるそうです。
間近にこのような例を見て、漫画といえば本家本元は日本。日本のイラストレーターさんたちをぜひ紹介したいと思い企画した展示会でしたが、私の想像を超えるほど来場者さんたちからご好評をいただきました。
今後も、こういった機会を持って行きたいと思いますので、その際には、またぜひよろしくお願いいたします。