日本イラストレーター協会

出版部門

2016年に納品された出版関係で使用されたイラスト作品です。

 松永 好史

【クライアント】
マガジンハウス

【使用媒体】
BRUTUS、827号。特集「きみのイチゴ、ぼくのカンキツ。」

【作品に関するコメント】
担当者から「BRUTUSがこんな標本箱作っちゃって、えっイラスト?」と驚かせたいとの要望があり、一瞬写真に見せかけて実はイラストだったという、スーパーリアルだけどイラストと気付かせる加減を表現するのが難しくも楽しい仕事でした。

 山崎 美穂

【クライアント】
大泉書店

【使用媒体】

超図解!戦国武将事典』武将イラスト挿絵

【作品に関するコメント】
人気戦国武将の生涯、武具、有名な合戦場などをビジュアル解説する書籍にて、上杉謙信、豊臣秀吉、直江兼続を含む武将イラスト33点を担当させて頂きました。
表紙の一部にも起用して頂きました。

 こばやしひろし

【クライアント】
神奈川県綾瀬市

【使用媒体】
資料館の壁面展示

【作品に関するコメント】
神崎遺跡資料館の展示、屋外看板、冊子などに使用していただいている絵です。
神崎遺跡は弥生時代の環濠集落全体が遺存しているのは全国的に見ても珍しいとして、2011年に国指定史跡になりました。
弥生時代の遺跡復元図(幅1メートル)と近世の綾瀬市鳥瞰図(幅3メートル)を描かせて頂きました。
綾瀬市鳥瞰図は明治時代に残された古地図の等高線や植生情報をもとに想像しました。
また、photoshopファイルサイズが6ギガバイトと膨大になってしまい、パソコンがフリーズしながらの大変な作業となりました。
企業様向けの商業イラストとは役割が異なり、後世に長い年月伝える目的があるため、専門家の監修のもとに学術的に描きました。

 いのうえ蜜笑

【クライアント】
H.L.アソシエイツ株式会社

【使用媒体】
ヒューマンアカデミー TAカウンセラー養成講座テキスト

【作品に関するコメント】
イラストレーターになる前、自ら通信教育課程を受け課程を修了したほど昔から心理学に興味がありました。今回のお仕事は、まさにその心理学のテキストの表紙から挿絵50点前後までまるごと1冊担当させて頂いたので、すごく縁を感じると同時に、随所のイラストを描きながら、深く心理学の勉強もさせていただいたような思いがあります。

 西村 誠

【クライアント】
紙芝居 紫織屋

【使用媒体】

紙芝居の絵柄

【作品に関するコメント】
紙芝居のお仕事は初めてでしたが、構図や色の使い方等で、いろいろ勉強になる事が多かったので良い経験ができました。

 ぶよごんた


【クライアント】
共同通信社

【使用媒体】
新聞記事の挿絵(連載全12回)

【作品に関するコメント】
シニアの皆様がこの記事を見て、いきいきお過ごしできるよう元気で明るい絵を描きました。 各新聞に記事を提供する共同通信社さまからのご依頼で、掲載される時期や掲載可否は各新聞社のご判断になるので何社掲載されるのかは不明です。 現在、岐阜新聞、福井新聞、茨城新聞で掲載が始まりました。

 ウォルナッツ・クレイワークスタジオ


【クライアント】
ベネッセコーポレーション

【使用媒体】
こどもちゃれんじじゃんぷ「ちえまなびわーく1~3月号/ちょうせんわーく1~3月号」

【作品に関するコメント】
小学校に入学するこどもたち向けに「学校はこんなに楽しいところだよ」というメッセージと、知育教材としての興味深く取り組んでもらえるように製作しました。
冊子表紙及び特集記事として1~3月に2誌同時、計6セットを製作。
デザイン・立体イラスト制作・撮影を担当。
すべてねんどの手作りで探し絵シリーズと迷路シリーズを製作。
弊社のデザイン力と精密な造形技術に対するクライアントから信頼がとても厚く、非常にやりがいのある製作物となりました。
良問として2017年も引き続き採用されるなど、大変評価していただいております。

マミコ

【クライアント】
いじめ対策推進室

【使用媒体】
小学校に配布するいじめ啓発防止絵本(配布予定でしたが、許可が下りず製本に進めませんでした。

【作品に関するコメント】
JIAから頂いたお仕事です。
絵本挿絵のイラストですが、話の核となる様々なハートを、色や形・質感で表すことが思った以上に難しく、試行錯誤しました。
クライアント様の目指す物にも非常に共感でき、良いお仕事をさせていただきました。
ただ、最終的に配布の許可が下りず、製本の途中になっていしまいとても残念でした。

中山けーしょー


【クライアント】
静山社
 
【使用媒体】
静山社ペガサス文庫「ビーストクエスト」装画・挿絵 読者プレゼント用ホログラムシール

【作品に関するコメント】
●イギリスで発行されているBeast Questという児童文学シリーズ・日本語版の表紙・挿絵を担当させて頂きました。
●このシリーズは30か国を越える国々で翻訳・出版されていますが、表紙はイギリスで描かれた原画に、その国ごとのタイトルを載せて使用する事になっていました。今回、日本語版発行にあたり、「より日本人に親しみやすいタッチ」というコンセプトでカバーイラストを新規作成し、プレゼンを実施。本国の担当者様の気に入って頂けて、日本語版でのオリジナルイラスト使用の承認を勝ち取れました。
●表紙のデザインは丸い枠や帯の制約があり、主人公と怪物の配置に頭を使うイラストになりますが、その分、パズルを作っているような面白さがあります。
また、読者プレゼントのホログラムシールではイラスト全体を角版で使用するので、表紙では隠れてしまう部分にも凝ってみました。
●本国では現在90巻まで刊行されているシリーズとの事ですので、日本でも長く出版できるよう、体調にも気をつけて、描き続けていきたいと思います。

 審査コメント