

【イベント内容】
漫画、アニメ、ビデオゲーム、それにまつわるアトラクション、コスプレイヤーコンテス トなどのコミックス フェステイバル。
イタリアでは珍しい、歴史も 100 年にも満たない若い町であるつコッレフェーロ市は、 都市建設では20世紀の国際的に活躍したイタリアのエンジニア リカルド モランディ が都市計画を担当し、コンクリートを使う彼独特のスタイルを駆使した当時は近未来的な 町づくりで起こったローマ郊外の町です。 現在はヨーロッパの宇宙開発事業団と共同で人工衛星や宇宙ステーションへの物資補給ロ ケット VEGA の開発を担う AVIO が本社を置いています。 このような背景から、町のコミック、アニメ、ゲーム好きの若者たちが集まり、未来に希 望と夢をという思いを込め、コミックス開催を計画しました。
イタリア共和国 ラツィオ州 ローマ県 コッレフェーロ市内 主催 コッレフェーロ市
2024年6月8日(土)・9日(日)
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JIAから参加作家様 14名(敬称略)
ほっこ
Futureman
mai uramoto
タナカリュウセイ
空海 圭美
YUMIKO
道田真司
藤山明日香
伊丹 濯
神尾 早苗
Tong Xuanjue
松永亜澄
クラタカシユウ
細川美華
出品作品数 28点
Spazio Comics Colleferro 2024にて開催しましたJIA展覧会へご参加いただきありがとうございました。
第二回となる今年のSpazio Comics Colleferroは二日目の午後遅くに天気予報にもなかった雨が一時降りましたが、それでも客足への影響もそれほどなく、去年にも増した来場者数を得て、大盛況のまま幕を無事終えることができました。
去年は地元のレオナルド ダヴィンチ小中学校の一階部分を会場として使わせていただいたのですが、今年はちょうど学校が長い夏休みに入るこの時期に、町中の公共施設が耐震工事が入り、全会場が屋外となり、皆様からいただいた参加作品は、もしもの時を想定し、雨に濡れても大丈夫なパネルに印刷をしたのが幸いでした。イタリアの天気予報はあまり当たらないために自衛が常に必要です。
今年は日本イラストレーター協会の展覧会スペースが、コミックス会場の入り口を入ってすぐという場所もあり、去年よりも多くの方々にご覧いただけました。 コミックス会場への入り口が数箇所あり、反対側から入場したお客様にとっては、イタリア人アーティスト(イラストレーター、漫画家)さんたちの実演を見た後に、色使いや、スタイルが違うJIAの皆様の参加作品が、目新しかったようで、足を止められた方も多かったです。
中には一つ一つの作品をじっくりと目を通し、日本の漫画、イラストに描かれた「目」の変移を友人たちと熱く語る方もいらっしゃいました。
また一枚一枚のイラストに描かれた日本の背景や、その背後に想像力を膨らませて、楽しまれていたお客様もいらっしゃいました。
私たち日本人にとって、日常生活的なワンシーンに描かれる背景は、イタリア人たちにとっては目新しく、卒業というタイトルでご参加いただいた作品の背景の木に葉がなく、ピンク色なのはなぜか? 日本では卒業の時期は木の葉がない季節、冬なのか?と質問されてきた方もいらっしゃいました。
イタリアの学校は、小中学校、高校までは卒業の季節は初夏の6月で周りの木々は葉が多く茂った緑色の季節で、元々卒業式というセレモニーはありません。私たちが描くイラストは写真とは違い、描かれるシーンや使われる色は作家というフィルターがかかります。この文化的な違いを展示作品から感じていただけたことは非常に興味深いことだと思います。
また去年の展覧会とはちょっと違う感触としては、今年は個人のお客様より展示作品を購入したい、また値段を聞かれることも多かったことがあります。コミックスという場の雰囲気もあるとは思いますが、やはり全体のレベルが高いJIAの展示スペースで「これは欲しい!」と購入意欲を沸かせる人が多かったようで、販売品ではないとお伝えすると途端に興味が萎えてしまう方も多かったのは、やや残念です。
この部分は今後の見せ方や展示形態の課題としたいと思います。価格設定など、作家の皆様の価値観とイタリア人たちの価値観にやや差があるため、あえて販売は考えていませんでしたが、今度は検討していきたいと思います。
この数年、イタリアの各地でコミックスイベントが軒並みに立ち上がり、Spazio Comics Colleferroの運営委員側も他の町のコミックスとの差別化の観点から、日本イラストレーター協会の存在に非常に期待が高まってきています。
今年のコミックスが終わり、ホッとしている間もなくすでに来年に向け、運営スタッフ一同活動を再開し、来年はさらに「日本」というテーマにスポットを当てれないかと、考えているところです。
皆様からのご協力、ありがとうございました!