日本イラストレーター協会

Spazio Comics Colleferro 2025

SPAZIO COMICS

【イベント内容】
漫画、アニメ、ビデオゲーム、それにまつわるアトラクション、コスプレイヤーコンテス トなどのコミックス フェステイバル。

イタリアでは珍しい、歴史も 100 年にも満たない若い町であるつコッレフェーロ市は、 都市建設では20世紀の国際的に活躍したイタリアのエンジニア リカルド モランディ が都市計画を担当し、コンクリートを使う彼独特のスタイルを駆使した当時は近未来的な 町づくりで起こったローマ郊外の町です。
現在はヨーロッパの宇宙開発事業団と共同で人工衛星や宇宙ステーションへの物資補給ロ ケット VEGA の開発を担う AVIO が本社を置いています。 このような背景から、町のコミック、アニメ、ゲーム好きの若者たちが集まり、未来に希 望と夢をという思いを込め、コミックス開催を計画しました。

会場と日程

会場

イタリア共和国 ラツィオ州 ローマ県 コッレフェーロ市中心街

日程

2025年5月31日(土)・6月1日(日)

参加者と作品数

JIAから参加作家様 11名(敬称略)

とやまきこ 2点
Futureman 2点
浦本 真衣 1点
YUMIKO 11点
Taku Furuyama 3点
桜禾 2点
ムラサダ 1点
KASHU 2点
吉村知子 1点
最神雷虎 1点
細川美華 2点

出品作品数 28点

担当者 細川美華さんからのご報告

Spazio Comics 2025 無事開幕となりました。

日本イラストレーター協会 会員の皆様

今年もSpazio Comics Colleferroでの日本イラストレーター協会の展覧会にご参加いただきましてありがとうございました。
今年はコッレフェーロ市が市制90周年を迎え、6月の週末は記念行事が多く、コミックスの開催予定日がなかなか決まらず苦労いたしました。
何せここ数年、イタリア全国各都市でコミックス開催、立ち上げが多く、コミックスマーケットや、イラストレーター、漫画家などの参加、出展者確保のためにも他のイベントと日にちが重ならないようにスケジュールを組んでいたにもかかわらず、開催の数週間前に地元ローマ、隣の県またシチリアでのコミックスが日程を変更し、参加店、出展者を多く取られてしまう事態もあり、一時は運営スタッフ一同、大パニックになりましたが、幸いにも駆け込み参加者が多数出て、なんとか開催となりました。

そんな不安なスタートでしたが、蓋を開けてみると土日二日間ともお天気に恵まれ、来場者も昨年より多い大盛況となりました。
来場者さんたちの中には結構遠くから、わざわざコミックスのために出てきたという方もちらほら。
人口2万人の小さな町のコミックスが、少しづつですが育ってきているという手応えを感じました。

日本イラストレーター協会 JIAの展覧会はより多くの人の目につくようにと、敢えて室内ではなく、入り口すぐにコーナーを作りました。
今年はJIAの展覧会スペースの真向かいに、私ともう一人コッレフェーロ市に住む日本人画家 百木智子さんと日本文化を紹介するワークショップコーナーを設置し、ワークショップ以外の時間をJIAの過去2年の展覧会に参加していただいた作家さんたちのイラストを合わせて見ていただくようにしました。
実は、これが思いがけなく人の流れを作り、展覧会の参加作品を見た後に、ワークショップスペースに足を運び、過去作品を見たり、反対に過去作品を見ているお客様に、今年の展覧会の作品はそちらにありますと誘導できたりして、より多くの人が足を止め、見ていただけたと思います。

ワークショップの横はイタリアの漫画家さんたちがブースを並べたアーティストコーナーで、そんな中、JIAの参加作品たちの前に足を止めるお客様たち。
今年の展覧会に参加していただいた作家さんは、この3年連続参加をいただいているのですが、今年は占星術のシンボルを取り入れたシリーズもので11枚の作品を出展していただいた作家さんいらっしゃり、ずらっと11枚も並ぶと存在感もあり、またシリーズのテーマとして使った星のシンボルがイタリア人たちの興味をより一層引いたようで、自分の星の宮のシンボルを探す人が多かったです。

またここ数年の円安で、日本に多くの外国人観光客が押し寄せているようですが、イタリアからの観光客も多いようですね。
つい昨年日本に行った!と懐かしい感じがすると、日本らしい龍などのモチーフのイラストの前で立ち止まる方も多かったです。その一方で日本のアニメっぽいタッチのイラストも人気があり、こういうのを部屋に飾りたいという方もいらっしゃいました。
一人の作家さんの一作品を気に入られると、過去の作品の中に同じ作家さんの絵はある?と覗かれる方も。

コミックスなので、いつも漫画、アニメ系の作風の作家さんの方が良いかと思っていましたが、来場者側ではどちらかというとイタリア人とは切り口、構図や色使いの違う「イラスト」が人気があるようです。
ここ数年のイタリア各都市でのコミックス連立の中、日本のイラストレーターたちの展覧会を開催しているのは、当町のコミックスだけですので、運営側からも期待が高まってきています。参加されるイラストレーターさんたちにとっても、より実がある展覧会に成長させていきたいと思います。

今年もご参加ありがとうございました。

※SNS宣伝スタッフが作ったアーティストコーナーの紹介ポストのリンクです。
https://www.facebook.com/reel/686805843964469

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