2017年に納品された出版関係で使用されたイラストの中で最も優れた作品です。
【クライアント】
理論社
【使用媒体】
新版なぞとき恐竜大行進
【作品に関するコメント】
2000~2001年に理論社から刊行されていた、文・たかしよいち、絵・伊藤章夫の児童向け人気シリーズを最新の学説をふまえてリニューアルするプロジェクトでした。
今回エントリーしたのは、シリーズ全15冊のうち、最後の5冊となる11巻~15巻の表紙と裏表紙。
子供たちが喜ぶように、裏表紙を迷路にしたり、間違い探しにしたりと工夫をこらしました。
全国の殆どの図書館にある人気シリーズの新版でしたが、図書館から発行スケジュールを早めるリクエストが入ったりして、大変好評だったと聞いています。
全15冊のシリーズで表紙、挿絵あわせて1,000点を越えるイラストを描く作業は大変ではありましたが、図書館で子供たちが喜んで読んでいるのを直接見られたのは、イラストの持つ力を再確認できた仕事でもありました。
「リアルな恐竜なのに子供にも親しめるテイスト」が中山さんの魅力だと思います。それぞれの恐竜の特徴をとらえて自由に描き、背景やアングルも変えて飽きさせないところもさすがだと思います。
松田ゆう
恐竜が少しコミカルに表現されていて、子どもたちにとって、親しみやすく、読みやすい内容になっていると思います。
イトウカツユキ
全ての年齢層に応じ、あらゆるジャンルのタッチでイラストレーターとして活躍されていらっしゃる中山氏のお仕事には、いつも圧倒されています。
今回の児童向けの図書は、大人からも楽しめる素晴らしい作品です。
内野 僚子
イラストのクオリティーもさることながら、1,000点を超える点数を描く作業というのはどれほど大変でしょうか。
子供たちにさぞ喜ばれたことでしょう。
蟹江 隆広