日本イラストレーター協会

最優秀映像イラスト賞

2018年に納品され映像に使用された作品の中で最も優れた作品です。
映像とは、ここではテレビ、ビデオ、DVD、インターネット、携帯など印刷媒体以外のものを指します。

 上月 伸仁

【クライアント】
テレビ朝日

【使用媒体】
地上波全国放送

【作品に関するコメント】
モノクロの人物画4枚と、宇宙にぽっかり浮かぶ地球のカラー画1枚の計5枚を、放送直前の大急ぎの注文で、古い少年誌の挿絵のようなタッチのご要望でした。
特にプトレマイオスは2000年前の人で、資料となる世に知られる当時の肖像は大変稚拙な絵なのですが、それを元にリアリティーを復元するという得意な分野の作業となりました。

審査コメント


歴史人物の描写が上手だと思います。
リアルな人物画を描く仕事は安定して需要があると思います。
ご自身の作風を貫き、フィギュアドローイングの練習などに励んで、これからもがんばって下さい。

山本さとこ


モノトーンのイラストがとても良い時代感を出す事に成功していると思います。
特に細かくかかれた人物の表情が、歴史を感じさせる映像にひと役もふた役も買っていて、見る人を引きつけています。

太田 敏嗣


地上波全国放送、TV番組のオープニングから大きく用いられました。
上月さんならではの繊細な人物画をテレビ画面でダイナミックに見ることが出来、嬉しくなりました。
おめでとうございます!

内野 僚子


リアルなイラストを描く技術では定評のある作家です。
時間がない中で、これだけクオリティーの高いイラストに仕上げたのはさすがだと思います。

蟹江 隆広