日本イラストレーター協会

最優秀映像イラスト賞

2020年に納品され映像に使用された作品の中で最も優れた作品です。
映像とは、ここではテレビ、ビデオ、DVD、インターネット、携帯など印刷媒体以外のものを指します。

しばなお

【クライアント】
Maria Project株式会社

【使用媒体】
APPによる絵本。知育サービス。

【作品に関するコメント】
昔話や童話、オリジナル作品を選びながらapp絵本を制作しました。
昔話や童話などは文も私が書いているので、絵を描くよりも文章などの資料集めが、かなり大変でした。
文字制限がかなりある作品なのですが、その中で『子供達には誠実に向かい合いたい』という気持ちを私は大切にしているので、出来るだけ時間内でできる本格的な物を目指しました。
青い鳥などは、古典から最近のまでかなり読み込んで、オリジナルの文章でまとめています。
デジタル絵本(知育サービス)でありながらも、少し懐かしいタッチで子供や親御さん達の関心をひけるようにしてみました。

審査コメント


柔らかさにしっかりとした形をつけて、わかりやすくまとめたイラストです。
デジタルならではの明るさや透明感が加わって、子供たちの気分が「アガる」イラストに感じました。

葦原いるん


絵と文章との両方を手がけるのはかなりの仕事量でしょう。
イラストのタッチと色合いが優しさを感じます。
文書もぜひ読んでみたくなりました。

マユミ・ゴン・ノガミ


とても完成された可愛いイラストです。
各お話の中でのポイントに説明的な色や形が組み込まれ、映像ならではの目立つ構成になっています。

内野 僚子


同じシリーズで7作品を出品されました。
作品ごとにテイストはそれぞれですが、これだけの数を制作されたのに、どの作品も高いクオリティーが保たれています。
絵だけでなく、文章まで書かれたというのも大きな受賞理由です。

蟹江 隆広