日本イラストレーター協会

イラストレーター・オブ・ザ・イヤー2023

2023年に最も活躍されたイラストレーターの年度賞の受賞者発表です。

受賞者一覧

イラストレーター・オブ・ザ・イヤーと各部門賞の受賞者です。
作家名をクリックすると、受賞作品が見られます。

Award
Artist name

Illustrator Of The Year 2023

mitaka

Best Illustration in Advertisement

Tamuchinki Land

Best Illustration in Editorial

Wataru Ishigaki

Best Illustration in Goods

tica ishibashi

Best Illustration in Screen

Amy Chai

Excellent Illustrators in 2023

Da Wu

Amy Chai

ISATISSE

Nalok.Lok

Max Haering

ノミネートされた作品

その他のノミネート作品はこちらでご覧いただけます。

Categories
Artist name

Advertisement

Tamuchinki Land_1Tamuchinki Land_3MarkRoux

Editorial

Taku FuruyamaHuang LiliKatsunori SatoTian YuHan XuJuan'er_1Juan'er_2 /Yiyao DaShinji Michida /

Goods

Ohara Sou /

Screen

non

審査方法

選考はJIAの理事による投票で行いました。各理事に全部の応募作品の中から10作品選んでいただき、いいと思う順に10pt, 9pt, 8pt, ・・・・・2pt, 1pt入れていただきました。

全てのポイントを集計し、獲得ポイントが一番多いイラストレーターをイラストレーター・オブ・ザ・イヤーに認定しました。今回は4名の審査員が全てmitakaさんの作品に10pt入れたので、文句なしの受賞でした。イラストレーター・オブ・ザ・イヤー受賞者以外で、各部門において最高ポイント獲得した作品を各部門賞に選出しました。

評価基準は年度賞はプロのイラストレーターの仕事を評価する賞ですから、まずメジャーな仕事であるということが評価されます。広告なら広告主が一流企業であること、出版なら販売数が大きな選考基準になります。イラストが使用された媒体の露出度が高く、多くの人の目にふれたであろうということです。それから、そのイラストが使用された媒体において、どれくらい重要な役割を果たしているか、ということも重要な審査基準です。イラストが良くて売り上げが伸びたと思われるような作品は大きな受賞理由になります。

審査員のご紹介


【細川 美華 】

1984年 京都芸術短期大学(現 私立京都芸術大学) ビジュアルデザインコース 卒業
北海道観光土産マスコットキャラクター、ファンシー文房具グッズキャラクターデザインを札幌のデザインスタジオにて担当
札幌の広告代理店、出版印刷会社でグラフィックデザイナー、イラストレーター、アートディレクターとして勤務。
当時デザインを担当した企業ロゴ、中富良野町や札幌学院大学マスコットキャラクターはデザインから四半世紀経った今でもご愛顧いただいています。
2000年〜2007年イタリア ローマに活動拠点を移し、現地日本語新聞編集局、広告代理店に勤務。
またフリーランスでローマ市観光課のローマ観光の障害者向け情報発信サイトの立ち上げデザイン、イラストを担当。
2004年〜 地元企業内のデザイン部門を担当し、広告宣伝素材、販促物のデザイン、イラストを担当。またメイドインイタリーの商品を扱うオンラインショップを立ち上げ運営。
2019年よりローマ市にて月1回開催のメルカティーノ ジャポネーゼ(日本市)のメインイラストを担当
2023年〜ローマ郊外 コッレフェーロ市にてコミックス運営に関わり、イメージイラスト、ロゴマークを担当。その他全てのグラフィックデザインを担当。

Facebook : https://www.facebook.com/mika.hosokawa
Instagram : https://www.instagram.com/mikahosokawa/
X : https://twitter.com/MIKAdabesa


【唄西 繭子/Mayuko Utanishi】

イラストレーター、WEB&グラフィックデザイナー

[デザイナーとして]
専門学校卒業後、デザイン制作会社でポスター・チラシ・雑誌広告・カタログ・パンフレット等、紙媒体のデザイン制作を担当。 その後、一般企業のデザイン部で、Web&グラフィックデザイナーとして、Web販売サイトのLPやバナー・POP・メニュー作成など幅広く対応。2021年から、フリーランスとして活動。

[イラストレーターとして]
路上でのイラスト販売、グループ展等の展示活動をしながら、デザイン制作会社では広告、パンフレット、CDジャケット等の商業用イラストの作成経験をつむ。 現在は、「イラストMAP」の仕事を中心に活動。

Artmajeur : https://www.artmajeur.com/bei-xi-jian-zi-mayuko-utanishi

Instagram : https://www.instagram.com/utatane.design/


【内野りょうこ/Rio】

~1993年 美大(東京)・テキスタイルスクール(京都)・インテリアスクール(東京)卒業後、 ベビー用品、インテリア&アメリカン雑貨のデザイナーとして企業に従事。
1995年 ミネアポリスに(2年間)渡米
2000年 米国テネシー州にてCDA(デコラティブペインティングアーティスト)取得
2004年~ (関東圏内)各住宅展示場でpainting&craftの展示と講師
2007年 IT企業・大学入試センター等・公共システム等の事務の仕事を経てフリー
2007年 日本イラストレーター協会インターナショナルコンベンション・佳作
2010年 第7回ZEN展イラスト部門最優秀賞(東京都立美術館)

HP : http://ryoko-uchino.jimdo.com/
Instagram : https://www.instagram.com/bear.ryo/


【蟹江 隆広】

1955年 岐阜県多治見市に生まれる
1977年 関西大学工学部を4年で中退後渡米、サンフランシスコで2年間遊学
1981年 東京デザイナー学院入学
1983年 レベル工房入社(エアーブラシの会社)
1985年 レベル工房退社後フリー
1987年 (株)シュガー入社(イラストの会社)
1987年 日刊工業新聞広告賞金賞受賞
1988年 日刊工業新聞広告賞金賞受賞
1989年 日刊工業新聞広告賞銀賞受賞
1989年 (株)シュガー退社後再びフリー
1990年 (有)クレア設立(イラストの会社)後に(株)クレアに組織変更
1999年 日本イラストレーター協会設立
2004年 (株)クレアを退社し日本イラストレーター協会に専念
2006年 200 Best Illustrators Worldwide 2006 選考委員
2007年 Society of illustrators U.S.A.会員に認定される
2007年 200 Best Illustrators Worldwide 07/08 選考委員
2008年 ZEN展(東京都立美術館)優秀賞受賞
2009年 200 Best Illustrators Worldwide 09/10 選考委員
2010年 200 Best Illustrators Worldwide 11/12 選考委員

Website: https://illustratortk.wixsite.com/takahirokanie

Facebook : https://www.facebook.com/profile.php?id=100000258126489

Instagram : https://www.instagram.com/takahiro.kanie/

Twitter : https://twitter.com/takakanie

Linkedin : https://www.linkedin.com/in/隆広-蟹江-401724220/

Behance : https://www.behance.net/info0ce980d1

Artstation : https://www.artstation.com/takahirokanie


部門別ノミネート数

広告 5作品
出版 15作品
商品 3作品
映像 1作品

今回は映像部門のノミネートが少なかったです。少なかった部門は競争率も低かったので、やや有利だったといえます。出版部門のノミネートが多く、特に絵本の作品かが多かったので、選ぶのに苦労しました。海外からの出品作品数が増え、どんどん国際的なコンペになって来ました。受賞者の10人中6人は海外のアーティストでした。受賞された作品はどれもレベルが高く、プロのイラストレーターの賞に相応しいものばかりでした。今回惜しくも受賞を逃した作品の中にも素晴らしい作品がたくさんありました。ノミネートされた全ての作品もアップしてありますので是非ご覧ください。

イラストレーター・オブ・ザ・イヤーを受賞するということはプロのイラストレーターとして、その年の頂点に立つということを意味します。今後この賞が社会的にますます認知され、評価される賞に発展していくことが予想されます。これからますます世界中からトップイラストレーターの方達にエントリーして頂き、盛り上げてマスコミなどにも取り上げられるような賞になっていくことを期待しています。